- 投稿されたイベント
未分類
川崎稲門会 第29回歴史散策を開催
2024年11月19日
川崎稲門会
第29回歴史散策を開催
2024年11月10日(日)、少し肌寒い薄曇りの14時、南武線武蔵中原駅に参加者のうち12人が集合した。いつものように事前に調べた資料を配布し、説明してからバスで川崎市宮前区の影向寺(ようごうじ)遺跡に向かう。影向寺は7世紀後半に開かれたとされ、古代の役所跡で国指定史跡の「橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群」内にあるが、未確認の遺構が多くあるのではと、考えられている。
今年5月に橘樹(たちばな)歴史公園がオープンしたことを記念し、市教育委員会と影向寺の協力によって、11月8~10日に国指定重要文化財の「木造薬師如来両脇士像」、県指定重要文化財の薬師堂、市指定文化財の木造聖徳太子立像など、通常公開されていない文化財が拝観できることになったが、この拝観日と散策日が合ったのは、当初考えていなかっただけに幸運だった。
一連の文化財の見学後、古代三重塔の心礎の影向石の前で学芸員の方の説明を聴き、古代に思いをはせると共に、遺構発掘の大変さや遠大さを改めて感じた。影向寺を後に歴史公園となっている橘樹郡家跡に向かう。園内の穀物収納庫と考えられる復元した高床倉庫や説明版等を散策しながら見学した。
帰りはバスで武蔵小杉へ出て、いつもながらの散策後のお楽しみの会食。話も弾んで有意義な一日だった。
(参加者・五十音順敬称略)池田明彦、石橋明久、井上勝利、越智威雄、児玉總一郎、杉山博、多奈部純一、土肥恭一、永島偉行、保科卓爾、森脇敏和、柳沢雅広、山田隆、戸辺憲(懇親会のみ参加)
(文責者:児玉 總一郎)