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川崎稲門会:ワセダサロン11月例会を開催

2024年11月25日

川崎稲門会
ワセダサロン11月例会を開催

川崎稲門会では、ワセダサロン11月例会を一気に冬の寒さとなった2024年11月16日(土)12時から、武蔵小杉で開催した。20人が集い、板橋幹事長(1977年政経)の司会進行、井上会長(1969年法研)の乾杯で始まった。会長は「寒暖の差が激しく何を着ればよいのか分からない。六大学野球はともかく春秋連覇でき、優勝回数48回でトップを維持した。また先日(11/2)の県支部大会で大学の古い資料から発見された16mmフィルム『1956(昭和31)年早稲田祭』の映像を見ることとする」と述べた。その映像(約17分)からは、当時の早稲田キャンパス、高田馬場バスターミナルなどに加え、米軍立川基地返還に伴うデモやアジ演説、フォークダンス等々、現在とはあまりにも異なる早稲田祭に興味をそそられた。事務局からは県下三稲門会会報の回覧や川崎三田会の参加報告があり、新規参加の秋間勇人(2019年商)、久々参加の弓場美千代(1993年法)の両氏から自己紹介があった。

本日の講演テーマは、会員の松下正夫(1984理工)氏の「南太平洋の国-サモア 歴史と現在および青年海外協力隊(1986-1988年)参加報告」である。人口22万人の2島(他に5つの小島)で構成され、首都はアピアである。まず映像で美しいサモアの観光面や現地の生活などを紹介。赴任前に訓練所で90日間の研修を受け、高校数学教師として赴任した。まだインフラは不十分であり、教科書やカリキュラムもなく、日本の高校より少しレベルを下げたものだった。同僚の教師は現地の人に加え、国連ボランティアの人もいた。赴任当時は男子校だったが、1996年から共学になった。唯一の国立大学がある。鉄道はなく、バスが公共交通手段であり、食事はタロイモ、魚、肉、野菜が主な食材で、ウム料理と称される蒸し焼きが伝統的である。宗教はキリスト教で、過去にはドイツやニュージーランドに領有された時期があり、独立を求めた紛争の歴史があった。1987年の独立25周年には、政府主催のパレードなどが催され、画像も披露した。日本のODAによる支援で空港や港湾整備、海上交通用の船の贈呈などが行われた。アカペラでサモア国歌を歌って講演を締めた。時間となり、幹事長のリードで校歌を斉唱して散会した。
(文責者:山田 隆)

《参加メンバー・敬称略》阿部政彦、池田明彦、板橋洋一、井上勝利、越智威雄、織戸四郎、清水秀紀、竹達聡、綱川健一、戸辺憲、永島偉行、濱志津子、保科卓爾、見田元、宮崎恒充、柳沢雅広、山田隆、弓場美千代、秋間勇人
講師:松下正夫氏

 

 

 

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