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稲門写真クラブ 第14回写真の早慶戦
2019年10月28日
共に100年を越える伝統を持つ「早稲田大学写真部」と「慶應義塾大学カメラクラブ」の共催写真展は1930年に始まり、5年後に銀座・伊東屋ホールで開催した「第6回早慶写真展」は2万5,000人もの入場者を集め、写真雑誌『アルス』は『早慶写真展6』という別冊を出したほどです。
その後も新宿・三越で開催するなど、活発な活動の歴史を踏まえ、1982年に両校写真部の出身者が「旧きなかま展」を開催したのが「写真の早慶戦」の始まりです。
以後、ほぼ隔年に開催し、今回の2019年10月17日~23日の写真展で14回目となりました。親睦目的ですが「早慶戦」とうたっていますので、11回目からは来場者の投票で勝敗を決して無邪気に楽しんでいます。
これまでの戦績は3敗1分けです。今回も8票差で惜敗しましたが、慶應に勝てないのは、ひょっとしたら早稲田らしいことかもしれません。
『早稲田学報』1211号によると、「早稲田らしさ」の一つに「群れずに繋がる」ことがあるようです。群れたがらない早稲田に比べ、慶應の動員力には目を見張るものがあります。「三田会の結束は固い」という噂は正しく、勝敗は写真の良し悪しではなく、母校愛によって決まるようです。
開催中に現役も含めた80人規模のパーティーを開き、会の締めに「都の西北」と『若き血』を参加者全員で歌い、エールを交換してお開きにする慣わしが続いています。
(白谷達也 記)
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