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川崎稲門会 ワセダサロン5月例会
高層マンション群が立ち並ぶ武蔵小杉のユニオンビルにて2017年5月15日午後6時30分開催。講師は経済企画庁(のちの内閣府)からの転身、埼玉大学人文社会科学研究科教授で経済政策論が専門の田口博之氏(1982年政経)。「アベノミクスを評価する」と題し、細身だが声はよく通る活舌の良さで、エネルギッシュにかつやさしく、日本経済の現状を解説。今の日本はお金がある、金融機関は中小企業には貸さず海外投資に目を向けている、一流企業の内部留保はあるが生かしていない、アベノミクスは成功しているのか?と、さまざまなデータを基に分析をしてくれた。
皆さんの意見も聞きたいとのことで、綱川幹事長の声掛けでほぼ全員が発言。見田元(1974年法学)、池田明彦(1976年法学)両氏は通貨切り下げの必要性や海外重視の金融政策面を危惧し、井上勝利氏(1967年法学)は地球をひと家族と捉えよう、児玉總一郎(1971年教育)、永島偉行(1983法学)両氏は海運産業について語る。船乗りも日本人のなり手は激減しているそうだ。清水秀紀(1966年政経)、稲葉茂(1973年理工)、大石吾朗(1975年理工)各氏は産業の空洞化と労働力をあげるには海外の人材を受け入れることに活路あり、と。日本の高度成長期に第一線で海外との競争に戦ってきたサロンメンバー諸氏からは日本の将来を憂える発言が続いた。織戸四郎氏(2005年政経)は景気の良い時代を知らない私にはおとぎ話のようでと、若手らしい感想。大先輩の竹内誠一郎氏(1955年理工)からは、年寄りの勉強会をしているので、田口教授に講演にきてほしい、との要望もあった。
山田隆氏(1975年理工)が担当し、「めざせ!都の西北奨学金」の支援資金となる早稲田グッズの傘・ネクタイ・名刺入れなどの販売も行った。講師の「楽しい会でした」との声を受け、全員で校歌を歌い散会した。
(綱川健一 記)
■参加者:池田明彦、石野厚、石橋明久、稲葉茂、井上勝利、江原哲、大石吾朗、大部哲也、越智威雄、織戸四郎、川島由美子、児玉總一郎、島岡榮基、清水秀紀、竹内誠一郎、綱川健一、坪井武信、永島偉行、濱志津子、平沢和久、保科卓爾、見田元、山田隆、吉田郁夫
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