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川崎稲門会 ワセダサロン2月例会
2017年2月20日は俗にいう“春二番”の強風と雨の天気だったが、皆さん元気に武蔵小杉のユニオンビルに参集。今月から通常の講師を迎えてのサロンとなる。
講師の公益法人神奈川科学技術アカデミー(略称KAST)の理事長馬来義弘氏は早稲田大学院理工学研究科修士課程修了後、民間企業等を経て、2010年より現職へ。テーマは「KASTの研究について」。穏やかな語り口の事業概要説明は、理系出身の多い現在のサロンメンバーにも関心の高い内容のものであった。神奈川県の科学技術政策と産業振興政策を具体化する産学公連携機関としてさまざまな活動を行っているが、人材育成の中で慶応、東海、東京各大学院の研究者が多いとのこと。稲葉茂氏からの「早稲田の学生が少ない理由は?」との問いに、「早稲田からは遠いのでしょうかね」と優しい笑顔を見せた。できるだけ多くの研究成果の創出を図ることで、神奈川県からの科学技術の発展と中小企業の産業支援を目指すKASTの知名度アップに日々邁進されている熱意が伝わってくる。質疑の中で、同期の森本正氏(1970年理工)より、汚れを浮かせて雨で汚れを流す建物の光触媒塗料の開発に携わった経験から、研究と産業との連携の難しさ、課題の話もあり、技術畑の山田隆氏からも同様の話題が出ていた。歓談後は、樋高剛氏(1989年社学)が校歌の指揮をとり、「フレーフレー、カスト」のエールを講師に送り、散会となった。
(綱川健一 記)
【参加者】青木晋也、石野厚、伊藤静子、稲葉茂、井上勝利、大石吾朗、小川久仁子、越智威雄、織戸四郎、小泉保彦、児玉總一郎、島岡榮基、清水秀紀、曾禰純一郎、多奈部純一、綱川健一、土肥恭一、能智和美、樋高剛、二見治司、保科卓爾、森本正、山田隆、吉田郁夫、和田千鶴子、ゲスト小原里