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川崎稲門会 ワセダサロン7月例会
2016年7月19日、武蔵小杉ユニオンビルにて午後6時半より開催。島岡会長のあいさつと乾杯に続いて初参加の山根大輔氏(1999年法学)から自己紹介、幹事長から報告・連絡・稲門祭記念品販売への協力要請などを行った。
今回は校友で女性落語家の桂右團治氏(1988年法学)に「笑いと健康」と題して講演をお願いした。最初に寄席文字で書かれたご自身の名前を披露されながら、白い部分が少なく黒々と書かれているのはお客さんがたくさん入って席の余白がないことを願ってであるということ、また前座、二つ目、真打合わせて落語家は650名ぐらいでそのうち女性は20名ぐらいであるということ、落語とは「落ちを語る」ということでその起源は戦国時代のお伽衆、江戸時代に庶民の笑い話を京都の僧侶、安楽庵策伝がまとめた「醒睡笑」と言われ、その後上方で大道芸として始まり、江戸に下ってからは大名や大店のお座敷芸として発展したので、今も東京と大阪でその違いの一端を見ることができるということなど、落語にまつわる豆知識をいろいろと教えていただいた。本題の笑いと健康では落語を聞いたときに血圧が下がることの実証実験の結果や、大声で笑うと腹筋を使った腹式呼吸になるので酸素摂取量が通常の3倍になること、また脳内では神経伝達物質のドーパミンが増えて活動的になることなどが分かっているとのことであった。
質疑応答では落語にまつわるいろいろな話が出たが、落語は口伝なので時代と共に少しずつ変化しているが、講談は文字伝承なので時代の変化に対応しにくいのではとの話が印象的であった。最後に小ばなしをお願いしたところ雷にまつわる小ばなしで参加者一同大爆笑に。その後、恒例の校歌を斉唱して午後8時半過ぎに散会。
(越智威雄 記)
<出席者>石野厚、稲葉茂、井上勝利、今井章子、江原哲、大石吾朗、織田聡子、越智威雄、川島由美子、児玉總一郎、島岡栄基、曽禰純一郎、竹内誠一郎、田中恭一、綱川健一、土肥恭一、戸辺憲、永島偉行、野口茂、濱志津子、平沢和久、保科卓爾、細井茂、柳沢雅広、山根大輔
(連絡先)幹事長 越智威雄
t-ochi@hkg.odn.ne.jp