川崎稲門会 ワセダサロン2月例会開催 | 早稲田大学 校友会
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川崎稲門会 ワセダサロン2月例会開催

2016年2月22日

 2016年2月15日(月)武蔵小杉ユニオンビルにて午後6時半より開催。石野副会長のあいさつと乾杯に続いて、初参加の二見治司(1979年理工)氏の自己紹介、幹事長から報告・連絡などを行った。
 今回は朴信英(1971年理工)幹事の紹介で早稲田大学理工学術院特任教授の朴容震(1969年理工)氏に「日韓の大学で40年」と題して講演をしていただいた。朴教授は理工学部電子通信学科・修士課程修了後に会社勤務を経て博士課程に進まれ、工学博士となった直後の1978年から漢陽大学の林寅七教授の招聘により同大学助教授となり、その後准教授、教授として2010年まで32年間にわたり同校で教鞭をとられた経験をもとに話をされた。韓国では日韓平和条約による賠償金よりベトナム戦争による経済効果の方が10倍も大きく社会が発展したこと、インターネット社会ということでは日本よりはるかに先行していること、韓国企業の名前が前面に出ると日本では市場が取れないことなどの話から、日韓の民族性(韓国人はひとつのことにのめり込みやすいのでパチンコは禁止)やそれに根ざす文化の違い(日本で一般的な割り勘は韓国にはない)などを含めて多岐にわたる話をしていただいた。また、韓国の大学が世界を見て学内改革をすすめているのに反して日本の大学はその対応が遅れているとの指摘もあった。
 質疑応答では学生の勉強に対する姿勢についての質問に対し、韓国では教授の採点にクレームをつけるくらい成績に敏感だが、その一方で教授に対する礼儀作法は大変良いなどの話があった。最後に板橋洋一(1977年政経)氏のリードで校歌を斉唱して午後8時半に散会。
(越智威雄記)

<出席者>青木晋也、石野厚、板橋洋一、伊藤静子、今井章子、江原哲、越智威雄、川島由美子、竹内誠一郎、多奈部純一、坪井武信、土肥恭一、朴信英、二見治司、宗澤文良、森本正、山田隆、吉田郁夫

連絡先:幹事長 越智威雄
Mail:t-ochi@hkg.odn.ne.jp

ウェブサイト:
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