2020年2月25日現在、日本国内において新型コロナウイルス感染が拡大の一途をたどっております。早稲田大学でも学内外を対象とした様々なイベントを実施・計画しておりましたが、4月からの新学期の円滑な教育研究環境を整えることが最も大切な使命であると考え、大学主催のイベント等については感染リスクの可能性が高いと考えられる場合は、原則として中止または延期の判断を行う旨の指針を表明いたしました。

　早稲田大学校友会についても、「代議員会」「幹事長事務局長会」の開催中止については、すでに通知いたしましたとおりですが、他の各種総会・会合・イベント等の校友会・稲門会活動につきましても、当面3月中は原則として中止・延期いただきたくお願い申し上げます。校友サロンにつきましても、3月末日までは閉室とさせていただきます。

　全国的に危機管理が迫られる状況の中で、せっかくの校友会・稲門会活動がウイルスの感染源となり、結果として、母校である早稲田大学の教育研究活動ならびに学生の勉学・諸活動に支障を及ぼしてしまう事態だけは絶対にあってはなりません。
また、校友の皆様におかれましては、ご高齢の方も多いことから、とりわけ健康面・安全面を考慮していただきたいと考えております。校友会・稲門会活動に限らず、不要不急の外出を控えていただくとともに、外出の際にはマスクを着用いただくなど、くれぐれも自衛と体調管理にお努めくださいますようお願い申し上げます。
　上記「新型コロナウイルスの影響拡大に伴う校友会各支部・稲門会への要請について」の方針は、3月末日までを目途に運用する予定ですが、状況に変化が生じた場合はあらためて周知いたしますので、それに合わせてご協力をお願いいたします。

　このたびは、新型ウイルス感染拡大という異例の事態により、大学のみならず、多くの校友会・稲門会活動にも影響が及んでしまいましたことを大変残念に思っておりますが、日頃から早稲田を愛し、大学および校友会の発展にご尽力いただいております皆様には、是非とも当該状況をご理解いただき、母校である早稲田大学が4月から新学期を円滑に迎えるためにご協力くださいますよう切にお願い申し上げます。
　現在、日本国内では感染が蔓延し、国家的危機に直面しております。この状況を食い止めるには私たち一人一人が全力で予防に注力するしかありません。早稲田が率先し、早稲田から感染防止の波を拡げていきましょう。

早稲田大学総長・校友会会長
田中　愛治
早稲田大学理事・校友会代表幹事
萬代    晃