歌・朗読でその足跡をたどる 森繁久彌 生誕100周年によせて
- 会場
- 大隈記念講堂 大講堂
- 時間
- 12:45~13:45
早稲田第一高等学院から早稲田大学商学部を経て演劇の道に進み、その生涯を映画、舞台、テレビと演じ続けてきた名実共に日本を代表する俳優・森繁久彌。「屋根の上のヴァイオリン弾き」のミュージカルをかつて上演した大隈講堂で、生前ご縁のあった加藤登紀子と、東宝ミュージカル、劇団四季などで活躍した沢木順が森繁久彌の愛唱歌等を歌います。そして、その著書を俳優の長塚京三が朗読します。
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故 森繁久彌
早大商学部在学中、演劇部に入部し演劇活動を始める。1936年東宝新劇団入団。39年NHKに入社しアナウンサーを経て、1950年東宝映画専属。「腰抜け二刀流」で本格デビュー。映画・舞台・テレビに大活躍。1960年に「知床旅情」を作詞作曲、のちに加藤登紀子によってカバーされた。映画には「夫婦善哉」「社長シリーズ」など200本以上に出演。ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」では、67~86年まで900回にわたり主演のテヴィエを演じた。64年紺綬褒章、75年紫綬褒章、84年文化功労者、87年勲二等瑞宝章を受章。91年には伝統芸能以外の俳優として初の文化勲章を受章。97年東京名誉都民となる。2009年没、享年96歳。
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加藤登紀子(特別出演)
1965年東京大学在学中、第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。66年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、69年「ひとり寝の子守唄」、71年「知床旅情」でレコード大賞歌唱賞を受賞。以後、70枚以上のアルバムと多くのヒット曲を世に送り出してきた。近年は、村上てつや(ゴスペラーズ)など、新しい世代のアーティストとのコラボレーションにも意欲的に挑戦し、FUJI ROCK FESTIVALやap bank fesに出演。2012年11月New Album「登紀子 旅情歌 風歌KAZEUTA」、13年4月New Single NHKラジオ深夜便のうた「過ぎし日のラブレター」をリリース。(ユニバーサルミュージック)。近著「君が生まれたあの日」(廣済堂出版)。
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沢木 順
ミュージカル研究会とバンド活動に励む早大在学中、東宝ミュージカル「ファンタスティックス」のオーディションで主役のマット役に抜擢。東宝現代劇「ラ・マンチャの男」他の出演を経て、劇団四季に入団。以後、数多くのミュージカル舞台に立ち、退団後には日本人で初めてのソロミュージカル「YAKUMO 小泉八雲外伝」(2007年大隈講堂にて公演)に挑戦し好評を博した。第2弾「ロートレック」はエジンバラの国際演劇祭フリンジに参加し、『沢木順はフリンジの存在理由だ』と地元紙に絶賛された。来年は芸能生活50周年の記念公演が予定されている。主な出演作「マイ・フェア・レディ」「JCS」「エビータ」「キャッツ」「オペラ座の怪人」「美女と野獣」「ユタと不思議な仲間たち」「SEMPO」等。
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長塚京三
早大文学部演劇科を中退し1969年渡仏。73年「パリの中国人」に出演。74年帰国後、テレビ、映画、舞台、CMなどに出演。89年「宇宙の法則」でアジア太平洋映画祭助演男優賞、91年「ザ・中学教師」「ひき逃げファミリー」で毎日映画コンクール主演男優賞並びに高崎映画祭主演男優賞、94年「オレアナ」で読売演劇賞、95年「瀬戸内ムーンライトセレナーデ」で日本アカデミー主演男優賞、2002年「笑う蛙」で横浜映画祭主演男優賞受賞。
森繁久彌さん生誕100周年記念写真展
- 会場
- 大隈記念講堂 大講堂
- 時間
- 12:00~16:30