早稲田大学ハーモニカ・ソサエティ(WHS)



発足は1926年(大正15年)で、昨年発足80周年を迎えた。
発足時の副会長、前坂重太郎氏は、かつて早稲田大学音楽会の幹事で管弦楽団指揮者であったが同氏の企画力や積極性がハーモニカ・ソサエティにそのまま引継がれ、発足1年目の1927年(昭和2年)には早くも大隈大講堂で第一回定期演奏会を開催。また翌年12月にはNHKから早稲田大学の音楽団体としては初めてその演奏が全国中継放送された。
このときの曲目は「早稲田マーチ」ほか3曲で、「早稲田マーチ」とは、前坂氏編曲による校歌のことで、現在一般に歌われている「都の西北」である。
発足当時からしばらくはオーケストラの各楽器に近い音色の多種類のハーモニカを用いたオーケストラ的楽団として活動し、昨今はピアノ、エレキ、ベース、ドラム、フルートなどを加えた編成で幅広いレパートリーをこなしている。
当音楽祭にはトリオ編成のOBバンドのひとつ「THE HERBS」の参加を予定している。