早稲田大学創立125周年記念懇親会・戦没者慰霊式典

10月15日、マニラ稲門会では、母校創立125周年記念行事として、懇親会を兼ねた戦没者慰霊式典を行った。
会場は母校名誉博士でもあるYuchengco元駐日大使のご厚意によりRCBCプラザの47階を提供いただき、マニラ湾に沈む夕陽、そしてマニラ市街地の夜景が背景となる素晴らしい場所であった。

母校から校友会福田常任幹事、フィリピン在住の会員・関係者合わせて約50名が参加。マニラ稲門会荒木会長自ら撮影、編集したスライドショーとフィリピン人歴史研究家で画家のダニエル・ディソン氏の講演を通して、フィリピンは第二次世界大戦の激戦地であった事、そして稲門先輩を始め、多数の尊い命が犠牲になったという事実を紹介。
特に、神風特攻隊出撃ゆかりの慰霊の地をボランティアで護り続けているディソン氏は、実体験に基づく日本兵との出会いや特攻隊員の出撃前の様子を生々しく話され、いろいろ考えさせられる貴重な講演であった。

「早稲田の栄光」をバックに志半ばで生涯を閉じられた稲門先輩800余名の名前をスライドで紹介したあと、全員で黙祷、一同、改めて歴史認識を新たにする機会であった。その後は通常の懇親会。会員一同稲門の絆を再確認し、最後は「紺碧の空」、「校歌」の斉唱でお開きとなった。

▲荒木会長とダニエルディソン氏	▲講演いただいたダニエルディソン氏	▲慰霊式に列席された皆様