「早稲田フェスタ in 福山 ジュニア卓球講習会」
2008年2月11日(月・祝)、広島県福山市体育館にて、早稲田大学創立125周年
記念行事「早稲田フェスタ in 福山 ジュニア卓球講習会」が福山稲門会主催で開催。
福山市近隣の小・中・高生を対象とした講習会には、卓球の“現役学生チャンピオンがやって来る”とあって、多くの参加希望者があり受付開始から3日間で予定定員の200名が埋まる大盛況ぶり。同伴者を含めた観客席には約150名が熱く見守る中、午前11時半、早稲田大学校歌「都の西北」の響く会場に、河原監督を先頭に卓球部男子4名、女子4名、マネージャー1名が登場。憧れの目で参加者が拍手で選手達を出迎えた後、原田福山稲門会会長から、「福山の地から、参加者そして観衆を含めた皆様の子弟がいつの日か、早稲田の地を踏み、エンジのユニフォームを着て、この福山の地を訪れる日がくるよう」という熱い期待と地元愛にあふれた挨拶は、次世代を育てる大学教育の使命をも感じさせました。
講習会の内容は、早稲田大学卓球部の日頃の練習紹介に始まり、大学チャンピオンの大学生相手に小・中・高生が目を輝かせサーブ、ラリー等の練習が続き、監督から卓球の基礎となるフォア・バック・スマッシュの打球点の高さ、スピードの違いなどをわかりやすく解説、その後選手達が小・中・高生達の中に入り一緒になりプレイをしたり、実技アドバイスをしたり、真剣な表情の中にも“卓球の楽しみを共にする喜び”をお互いに感じられる姿があちこちでみられる素晴らしい講習会となりました。
▲開会式 |
▲丁寧にラケットの握り方を教えます |
成績
男子
1位 下山 久保田(早稲田大学)
2位 浅沼 足立(早稲田大学)
3位 川口 原田(原田鋼業)
3位 津森 生駒(福山ラケット)
女子
1位 宮本 梶本(早稲田大学)
2位 照井 小野(早稲田大学)
3位 島田 纉c(福山誠之館高校)
3位 松尾 秋田(岡山ベテラン会)
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選手達によるサインボールの投げ入れは、参加者、観衆を含め大賑わい。講習会後に「紺碧の空」をはじめとする早稲田大学応援歌が流れる中で行われたサイン会には、憧れの選手達に長蛇の列、参加者それぞれが思い思いに手にする卓球のラケット、白球、タオル、カバン、ノート、色紙等にサインを求め、恥じらいながら握手を求める参加者とそれに笑顔で応える選手たち。会場出口では、「早稲田に入るにはどうしたら」、「孫を早稲田に入れたい」など、稲門会スタッフにたいへん嬉しい言葉が行き交う暖かい雰囲気が漂います。
広島で、そして福山の地で、「早稲田フェスタ in 福山 ジュニア卓球講習会」が開催できて本当に良かったとみんなが感謝の気持ちで一杯でした。ご尽力いただいた、早稲田大学卓球部のみなさんとともに、福山稲門会、財)福山市体育協会、福山市卓球協会、そして多くの福山市の皆様と感動を共有でき、校友と手を携え、スポーツ青少年の育成に少しでも貢献でき、一人でも多くの早稲田ファンが増えただろうと確信できた成功の喜びは、早稲田大学にとってたいへん嬉しく格別なものとなりました。
当日は、同会場にて、早稲田大学卓球部OBそして前福山稲門会会長である、八杉善次郎氏創設の「第12回八杉杯オープン公式卓球大会」が男子ダブルス、女子ダブルスの種目で開催されました。会場を埋め尽くす22台の青い卓球台を舞台に白球を追って、福山市近隣の高校生・社会人・愛好家から男子69組、女子46組に加え、早稲田大学卓球部も男女2組ずつ参加、125周年を記念した総勢125組、250人による熱戦が繰り広げられました。予選は3組によるリーグ戦、講習会を挟む形で、1回戦からはトーナメント戦。
滅多にない大学生チャンピオンとの試合に会場からは、熱い眼差しが注がれ、目にとまらないスマッシュや、ダブルスの巧みな味方との連携や、リターンできないサービスがきまるたびに、「すっげー」「わっ」「おっ」など、一流の本物の選手と技を自分の目で体で体感した感動からでる声が拍手とともに聞こえてきます。男子準決勝にて、フルセット迄戦う熱戦あり、対戦後のアドバイス指導の微笑ましい光景もあり、女子準決勝では「チャンピオンにもう少しなんとかしたかった」と試合後闘志冷めやらぬ様子の方も。卓球部選手たちにとっても、普段の大学選手権等の試合プレッシャーとは異なる環境の中で、時折笑顔もみられるプレイで、卓球を始めた頃の初心を思い出すなど、はつらつとして美しく輝いていました。
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▲熱心な参加者たち。 |
▲八杉杯は誰の手に? |
▲サインにも大忙しの選手たち。 |
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