創立125周年記念 地域発125フェスティバル
早稲田大学 校友会
広島県支部
日時ジャンル内容会場イベント内容
2007/8/4 演奏会・公演 グリークラブ公演 尾道しまなみ交流館 数ある早稲田大学の音楽系サークルの中でも、ひと際輝かしい伝統と実績を誇る国内屈指の男性合唱団による公演会。
2008/2/11 スポーツイベント 福山 ジュニア卓球講習会 福山市体育館 卓球部学生チャンピオンらによる、小中高生対象の卓球教室

広島県支部より〜イベント報告〜

8月4日(土)、尾道しまなみ交流館において「WASEDA125フェスティバルin尾道 
早稲田大学グリークラブ演奏会」が開催されました。

 

台風一過の快晴下、うだるような暑さの中、臙脂のシャツを身にまとい、のぼりや小旗やを手にした集団が、ラジカセから「都の西北」、「紺碧の空」を響かせて、尾道駅前に集結。彼らに迎えられるように、尾道駅に降り立つ50余名の若人たち。若人は「WASEDA125フェスティバルin尾道 早稲田大学グリークラブ演奏会」のため、遠路遥々東京からやってきたグリークラブの現役諸君であり、迎えるは今日この日のために開催の準備を進めてきた尾道稲門会の方々や関係諸氏でした。

尾道駅前において、尾道稲門会宮地康隆会長から歓迎の挨拶があり、グリークラブから返礼の挨拶もそこそこに、さっそく「都の西北」、「紺碧の空」を披露。旅の疲れを感じさせない演奏で、駅前に集まった人々に感激の輪が広がると同時に、今回の演奏会の成功を予感させる素晴らしい”屋外ライブ”となりました。
そして、いよいよ開幕。尾道稲門会を始めとして、関係諸氏、諸団体のご尽力により、演奏会のチケットは売り切れ状態で、当日券はほぼなしという盛況ぶりでした。開場1時間前から行列ができるほどの盛り上がりで、690席のホールもあっという間に満席。宮地会長の挨拶に続き、グリークラブによる早稲田大学校歌で幕を開けました。

第1ステージはグリークラブの愛唱曲で構成され、「少年時代」や「なごり雪」といったJポップから「齋太郎節」といった民謡曲まで幅広くアレンジした曲目構成で観客の心を掴みました。続く第2ステージは、賛助出演いただいた地元の女声合唱団「コールあい・向島」による「ブルガリア民謡」の合唱。特に「蛙のポルカ」ではユニーク(?)な振り付けとともに舞台を飛び跳ね、観客を魅了しました。

尾道駅前に集結した尾道稲門会のメンバーたち。 「グリークラブ」と「コールあい・向島」のリハーサルシーン。  


第3ステージは、グリークラブによる『男声合唱とエレクトーン「お兄さんといっしょ♪」』。タイトルだけでは何が何やら不明だが、いざ蓋を開けてみると、「おなかのへる歌」「泳げ、たいやきくん」「おさかな天国」「にんげんっていいな」など、誰もが口ずさむ歌の合間に、かぶりものをかぶった部員の寸劇(?)が織り込まれていて、小さなお子さん達はむろんのこと、大人まで爆笑の連続。舞台と会場が一体となった素晴らしいステージとなりました。休憩をはさみ、第4ステージは再び「コールあい・向島」の皆さんがしっとりと日本のわらべ歌や民謡を歌い上げ、第5ステージでは『男声合唱とピアノのための「ゆうやけの歌」』で、グリークラブ本来の実力を存分に見せつけてくれました。そして迎えた最終ステージ。演目は「グリークラブ」と「コールあい・向島」の共演による「千の風になって」。それまで別々のステージで単声により奏でられていたハーモニーが、最終ステージで出会い、一体となって混声のハーモニーを奏でるとき、感動の渦が会場を包み込み、クライマックスに達した。鳴り止まない拍手の中、届けられたアンコール曲は「遥かな友に」。観客も歌い手もそれぞれが感動の余韻に浸る中、「WASEDA125フェスティバルin尾道 早稲田大学グリークラブ演奏会」は静かに幕を閉じました。

会場を移して行われたレセプションでは、稲門会、グリークラブ、コールあい、その他関係諸氏が、その日の演奏を称え、世代を超えて感動を分かち合う光景が随所に見受けられました。最後はやはり早稲田大学校歌を全員で斉唱し、一日の幕を閉じました。

コンサート終了後、ロビーにて。男性合唱団の見事なハーモニーに感動。 賛助出演してくださった地元女声合唱団の「コールあい・向島」の皆さん。演奏会後のレセプションでも素敵な歌声とパフォーマンスを披露。 尾道稲門会の宮地支部長(右)と佐藤幹事長。

「早稲田フェスタ in 福山 ジュニア卓球講習会」

2008年2月11日(月・祝)、広島県福山市体育館にて、早稲田大学創立125周年
記念行事「早稲田フェスタ in 福山 ジュニア卓球講習会」が福山稲門会主催で開催。

6

 

福山市近隣の小・中・高生を対象とした講習会には、卓球の“現役学生チャンピオンがやって来る”とあって、多くの参加希望者があり受付開始から3日間で予定定員の200名が埋まる大盛況ぶり。同伴者を含めた観客席には約150名が熱く見守る中、午前11時半、早稲田大学校歌「都の西北」の響く会場に、河原監督を先頭に卓球部男子4名、女子4名、マネージャー1名が登場。憧れの目で参加者が拍手で選手達を出迎えた後、原田福山稲門会会長から、「福山の地から、参加者そして観衆を含めた皆様の子弟がいつの日か、早稲田の地を踏み、エンジのユニフォームを着て、この福山の地を訪れる日がくるよう」という熱い期待と地元愛にあふれた挨拶は、次世代を育てる大学教育の使命をも感じさせました。

講習会の内容は、早稲田大学卓球部の日頃の練習紹介に始まり、大学チャンピオンの大学生相手に小・中・高生が目を輝かせサーブ、ラリー等の練習が続き、監督から卓球の基礎となるフォア・バック・スマッシュの打球点の高さ、スピードの違いなどをわかりやすく解説、その後選手達が小・中・高生達の中に入り一緒になりプレイをしたり、実技アドバイスをしたり、真剣な表情の中にも“卓球の楽しみを共にする喜び”をお互いに感じられる姿があちこちでみられる素晴らしい講習会となりました。

1
開会式
2
丁寧にラケットの握り方を教えます

成績
男子
1位 下山 久保田(早稲田大学)
2位 浅沼 足立(早稲田大学)
3位 川口 原田(原田鋼業)
3位 津森 生駒(福山ラケット)   
女子
1位 宮本 梶本(早稲田大学)
2位 照井 小野(早稲田大学)
3位 島田 纉c(福山誠之館高校)
3位 松尾 秋田(岡山ベテラン会)

   

選手達によるサインボールの投げ入れは、参加者、観衆を含め大賑わい。講習会後に「紺碧の空」をはじめとする早稲田大学応援歌が流れる中で行われたサイン会には、憧れの選手達に長蛇の列、参加者それぞれが思い思いに手にする卓球のラケット、白球、タオル、カバン、ノート、色紙等にサインを求め、恥じらいながら握手を求める参加者とそれに笑顔で応える選手たち。会場出口では、「早稲田に入るにはどうしたら」、「孫を早稲田に入れたい」など、稲門会スタッフにたいへん嬉しい言葉が行き交う暖かい雰囲気が漂います。
広島で、そして福山の地で、「早稲田フェスタ in 福山 ジュニア卓球講習会」が開催できて本当に良かったとみんなが感謝の気持ちで一杯でした。ご尽力いただいた、早稲田大学卓球部のみなさんとともに、福山稲門会、財)福山市体育協会、福山市卓球協会、そして多くの福山市の皆様と感動を共有でき、校友と手を携え、スポーツ青少年の育成に少しでも貢献でき、一人でも多くの早稲田ファンが増えただろうと確信できた成功の喜びは、早稲田大学にとってたいへん嬉しく格別なものとなりました。
当日は、同会場にて、早稲田大学卓球部OBそして前福山稲門会会長である、八杉善次郎氏創設の「第12回八杉杯オープン公式卓球大会」が男子ダブルス、女子ダブルスの種目で開催されました。会場を埋め尽くす22台の青い卓球台を舞台に白球を追って、福山市近隣の高校生・社会人・愛好家から男子69組、女子46組に加え、早稲田大学卓球部も男女2組ずつ参加、125周年を記念した総勢125組、250人による熱戦が繰り広げられました。予選は3組によるリーグ戦、講習会を挟む形で、1回戦からはトーナメント戦。

滅多にない大学生チャンピオンとの試合に会場からは、熱い眼差しが注がれ、目にとまらないスマッシュや、ダブルスの巧みな味方との連携や、リターンできないサービスがきまるたびに、「すっげー」「わっ」「おっ」など、一流の本物の選手と技を自分の目で体で体感した感動からでる声が拍手とともに聞こえてきます。男子準決勝にて、フルセット迄戦う熱戦あり、対戦後のアドバイス指導の微笑ましい光景もあり、女子準決勝では「チャンピオンにもう少しなんとかしたかった」と試合後闘志冷めやらぬ様子の方も。卓球部選手たちにとっても、普段の大学選手権等の試合プレッシャーとは異なる環境の中で、時折笑顔もみられるプレイで、卓球を始めた頃の初心を思い出すなど、はつらつとして美しく輝いていました。

3 4 5
熱心な参加者たち。 八杉杯は誰の手に? サインにも大忙しの選手たち。


(2008年2月21日掲載)