東京三多摩支部
映画「0(ゼロ)からの風」上映会を開催!
封切り好評、全国に呼応の動き
2007年5月13日(日)、東京三多摩支部中部ブロック(武蔵野市、国分寺市、昭島市、青梅市、国立市、立川市、小金井市、三鷹市)では、125フェスティバルのイベントとして映画「0(ゼロ)からの風」の上映会を開催しました。
▲ 土屋プロデューサーと鈴木共子さんの挨拶
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▲ 「生命のメッセージ展」の様子
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▲ 上映会に入場する参加者たち
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▲ 挨拶する鴛海会長
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立川稲門会が母校の創立125周年記念事業として企画した飲酒運転撲滅キャンペーン映画「0(ゼロ)からの風」上映会を、5月13日午後、立川市女性総合センター・アイムホールで開き、成功裡に終えた。「0(ゼロ)からの風・立川」(菅原直志代表)との共催で、東京三多摩支部中部ブロックの8稲門会が支援した。自主上映としては全国に先がけた封切りで、映画館上映は前日の12日から早稲田松竹で始まっており、向こう2年間、映画館と自主上映の二本立てキャンペーンを全国展開する。全国の稲門会に先行して記念事業に据えた立川のこの取り組みに続いて、隣接の南部ブロック8稲門会、横浜校友会、埼玉県の稲門会などで企画が進んでおり、全国に波及する動きとなってきた。
(広報委員会)
この映画は、7年前の春、早稲田大学に入学したばかりの子息零君(当時19歳)を、酔っ払い、無免許、無車検、無保険の男に奪われた母(鈴木共子さん・生命のメッセージ展代表)の実話をもとにしている。鈴木さんは、2年にわたる街頭活動で刑法改正に集中、危険運転致死傷罪(最高刑期20年)を勝ち取り、さらに息子の志を継いで3年がかりで早稲田に入学、この春卒業した。厳しくも切ない、しかし強い愛情で貫かれた母の格闘記録である。3月末の試写会以来、そのすさまじい迫力と母の愛、支え合う人々の姿を感動的に描いた作品に関心が高まっていた。 上映前には、鴛海量良・実行委員長が上映の趣旨と早稲田大学創立125周年について説明した。続いて鈴木さんが、息子の命を奪った殺人運転の理不尽と、母一人、子一人の幸せな生活を破壊された悲しみと怒りを語り、飲酒運転撲滅を強く訴えた。 また、土屋哲男・エグゼクティブプロデューサーは、制作意図や今後の展開などを語った。
このたび完成したばかりで、しかも公開中の映画「0(ゼロ)からの風」を地域のイベント会で上映するというのは異例のことですが、鈴木さんをはじめ、エグゼクティブ・プロデューサーの土屋哲男さんなど関係者の方々の「より多くの方に命の大切さや尊さを感じ取ってもらいたい」という思いを、早稲田大学校友会が協賛し支援することで、このたびの上映会が実現しました。
会場は、上映開始からいきなり息詰まる雰囲気に包まれ、ストーリーの展開とともに目頭を押さえる光景が見られた。会場の反応は「感動した。生きていることがどんなに幸せか、しみじみわかった」「飲酒運転がいかに危険か、身近な大問題だと初めて気づいた」「殺人行為を絶対に許してはならないと再認識した。私にできることがあればしたい」などだった。
子供たちの集中も予想以上だった。開演前にはしゃいでいた小一、小五の男児兄弟は、次第にスクリーンに引きつけられて静かになり、身を乗り出して凝視し続けた。小学5年の女児は「感動してジンときた。とてもいい映画だと思います」と語った。
会場アンケートから 抜粋
▽ 他人に気持ちを伝える熱意と行動で結果を出したことが素晴らしい。忘れられない映画になった。(60代男性)
▽ 映画の中の零君の母や取材記者の言動に、直接の関係者の気持ちで接した。陳腐な言葉になりつつあるいのちの尊さが、ダイレクトに伝わってきて心を満たした。(30代女性)
▽ 理不尽に生命を奪われた鈴木さんの無念さを思い、涙が止まらなかった。いつでも誰にでも起こりうる不幸だ。生きていることが辛く恐ろしくさえなる。でも、鈴木共子さんの生き方は素晴らしかった。大きなメッセージだ。(50代女性)
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