創立125周年記念 地域発125フェスティバル
早稲田大学 校友会
東京三多摩支部
日時 ジャンル 内容 会場イベント内容
2007/5/13その他 映画『0(ゼロ)からの風』上映会 立川女性センター・アイムホール 今春本学を卒業した鈴木共子さんがモデル。飲酒運転事故で本学に入学したばかりの息子を亡くして以後、息子の使っていた教科書やノートを辿りながら受験勉強を開始。親子の絆、母性愛の深遠さがテーマのストーリーです。
2007/9/1その他 映画『0(ゼロ)からの風』上映会 小平市民文化会館“ルネこだいら”大ホール 開場14時
2007/9/8その他 映画『0(ゼロ)からの風』上映会 府中グリーンプラザ(けやきホール) -
2007/12/9 講演会・文化行事

早実野球部監督
和泉 実氏

町田市民ホール 演題「斎藤佑樹を育てた早実野球部を語る」
2007/12/9 その他

映画『0(ゼロ)からの風』上映会

町田市民ホール ゲストに映画モデルとなった鈴木共子さんをお招きして。
2008/1/29 講演会・文化行事

宮城 淳氏

京王ホテルプラザ多摩 演題「我がテニス人生」
2008/3/23 講演会・文化行事

白井克彦総長・田勢康弘教授

国立第一中学校 総長講演・対談企画、合唱コンサート

東京三多摩支部
映画「0(ゼロ)からの風」上映会を開催!
封切り好評、全国に呼応の動き

 2007年5月13日(日)、東京三多摩支部中部ブロック(武蔵野市、国分寺市、昭島市、青梅市、国立市、立川市、小金井市、三鷹市)では、125フェスティバルのイベントとして映画「0(ゼロ)からの風」の上映会を開催しました。


土屋プロデューサーと鈴木共子さんの挨拶

「生命のメッセージ展」の様子

上映会に入場する参加者たち

挨拶する鴛海会長

 立川稲門会が母校の創立125周年記念事業として企画した飲酒運転撲滅キャンペーン映画「0(ゼロ)からの風」上映会を、5月13日午後、立川市女性総合センター・アイムホールで開き、成功裡に終えた。「0(ゼロ)からの風・立川」(菅原直志代表)との共催で、東京三多摩支部中部ブロックの8稲門会が支援した。自主上映としては全国に先がけた封切りで、映画館上映は前日の12日から早稲田松竹で始まっており、向こう2年間、映画館と自主上映の二本立てキャンペーンを全国展開する。全国の稲門会に先行して記念事業に据えた立川のこの取り組みに続いて、隣接の南部ブロック8稲門会、横浜校友会、埼玉県の稲門会などで企画が進んでおり、全国に波及する動きとなってきた。 

(広報委員会)

 この映画は、7年前の春、早稲田大学に入学したばかりの子息零君(当時19歳)を、酔っ払い、無免許、無車検、無保険の男に奪われた母(鈴木共子さん・生命のメッセージ展代表)の実話をもとにしている。鈴木さんは、2年にわたる街頭活動で刑法改正に集中、危険運転致死傷罪(最高刑期20年)を勝ち取り、さらに息子の志を継いで3年がかりで早稲田に入学、この春卒業した。厳しくも切ない、しかし強い愛情で貫かれた母の格闘記録である。3月末の試写会以来、そのすさまじい迫力と母の愛、支え合う人々の姿を感動的に描いた作品に関心が高まっていた。

 上映前には、鴛海量良・実行委員長が上映の趣旨と早稲田大学創立125周年について説明した。続いて鈴木さんが、息子の命を奪った殺人運転の理不尽と、母一人、子一人の幸せな生活を破壊された悲しみと怒りを語り、飲酒運転撲滅を強く訴えた。 また、土屋哲男・エグゼクティブプロデューサーは、制作意図や今後の展開などを語った。

  このたび完成したばかりで、しかも公開中の映画「0(ゼロ)からの風」を地域のイベント会で上映するというのは異例のことですが、鈴木さんをはじめ、エグゼクティブ・プロデューサーの土屋哲男さんなど関係者の方々の「より多くの方に命の大切さや尊さを感じ取ってもらいたい」という思いを、早稲田大学校友会が協賛し支援することで、このたびの上映会が実現しました。

  会場は、上映開始からいきなり息詰まる雰囲気に包まれ、ストーリーの展開とともに目頭を押さえる光景が見られた。会場の反応は「感動した。生きていることがどんなに幸せか、しみじみわかった」「飲酒運転がいかに危険か、身近な大問題だと初めて気づいた」「殺人行為を絶対に許してはならないと再認識した。私にできることがあればしたい」などだった。

  子供たちの集中も予想以上だった。開演前にはしゃいでいた小一、小五の男児兄弟は、次第にスクリーンに引きつけられて静かになり、身を乗り出して凝視し続けた。小学5年の女児は「感動してジンときた。とてもいい映画だと思います」と語った。

会場アンケートから 抜粋

▽ 他人に気持ちを伝える熱意と行動で結果を出したことが素晴らしい。忘れられない映画になった。(60代男性)

▽ 映画の中の零君の母や取材記者の言動に、直接の関係者の気持ちで接した。陳腐な言葉になりつつあるいのちの尊さが、ダイレクトに伝わってきて心を満たした。(30代女性)

▽ 理不尽に生命を奪われた鈴木さんの無念さを思い、涙が止まらなかった。いつでも誰にでも起こりうる不幸だ。生きていることが辛く恐ろしくさえなる。でも、鈴木共子さんの生き方は素晴らしかった。大きなメッセージだ。(50代女性)


 12月9日、町田稲門会125年記念フェスティバル開催
 のべ千名 を超える参加者

 

三多摩地区は北中南の3ブロック毎の活動ですが、南ブ ロックの町田が年末を締め、講演と映画の会を催しました。

映画は北中に準じ 「0からの風」の上映でしたが、講演者を早稲田実業野球部監督、和泉実氏に 御願いしました。氏は町田在住ですが、昨年本学に入学した斎藤祐樹選手を甲子園優勝投手に育て上げたことで知られます。早稲田実業野球部の選手達が大 学に進学し、いかに神宮のヒーローたらんとして研鑚、努力するかを語り、聴衆の興味を引き付けて下さいました。ことに斎藤選手が高校時代から、失敗に 学び、研究熱心であったことを紹介し、結果を出すことによる説得力の大きさ を解説しておられたのが印象に残ります。「0からの風」は出席者の関心が高く、 交通事故がなお社会の重大問題であり続けていることを印象付けました。

イベントに先立ち総会が開かれ、手作りの小旗からスタートした新生町田稲門会の新しい旗がお披露目されました。スタートして2年、 未経験者が手探りで運営する組織には色々な未解決問題もありますが、藤田会長の下、より洗練された組織となるべく、今後の改革前進が期待されます。

1月26日、京王プラザホテル多摩において、宮城 淳氏の講演会『我がテニス人生』を開催。

 

東京三多摩支部南ブロック

1月26日、京王プラザホテル多摩において、稲門の生んだ日本テニス史上不朽の名プレーヤー宮城 淳氏(1955年商学部卒・今なお現役、07年世界ベテラン選手権シングルス準優勝)の講演会『我がテニス人生』を開催。後援に名前を連ねていただいた多摩市硬式庭球連盟関係者、母校庭球部OB・現役学生、、近隣稲門会関係者ならびにテニス愛好家で、用意した250席は満席となり、一部の多摩稲門会関係者は補助椅子を利用せざるを得ないという盛況ぶりだった。講演は、宮城氏所蔵の写真、デ杯戦の動画などを編集した映像も利用し、講師の幼少時から、早稲田大学庭球部の思い出、海外遠征、デ杯、全米選手権での実戦の回顧とテニスの真髄について約2時間、時にはユーモアも交えた講演で、テニスファン以外にも興味溢れるものであった。講演後、学内外の参会者から「素晴らしい講演で感動しました」との声が数多く寄せられた。主管の多摩稲門会川妻会長の早稲田大学創立125周年に因むイベントであるという挨拶も相俟って、大いに母校の名を地元に知らしめたことはいうまでもない。

 

3月23日、WASEDA125フェスティバルin国立

早稲田大学創立125周年を記念し、この1年を通じて海外を含む各地で様々な趣向で行われてきた「WASEDA125フェスティバル」。そのグランドフィナーレと呼ぶにふさわしいイベントが、好天に恵まれ桜のつぼみがほころび始めた3月23日(日)に東京都国立市で開催されました。

会場となった国立第一中学校(総長の母校!)への来場者は250名を数え、大変な盛況振りでした。プログラムは、第1部「総長講演・対談企画」と第2部「合唱コンサート」の2部構成。 第1部は、「これからの教育と中学生活」というテーマで、白井克彦総長と政治ジャーナリストとしても活躍している田勢康弘教授(大学院公共経営研究科)がそれぞれに講演を行い、さらには、ニュースキャスター・エッセイストとしておなじみの本学OG浜尾朱美氏のコーディネイトによる対談へと進みました。

実は、白井総長と同様に田勢教授も国立市の中学校の出身。それぞれご自身の中学時代のエピソードを盛り込みながら、「大人たちが学校を含めた地域のコミュニティ作りに関わることが中学生たちの人間形成にとって大事」(白井総長)、「中学時代はさまざまなことに疑問を感じる多感な時期。周囲の大人も本人もその疑問を押さえ込むのではなく大切にして欲しい」(田勢教授)など、ユニークな教育論を展開し、現役の中学生たちを含む来場者も興味深く耳を傾けていました。司会役の浜尾さんは、小学生の子供を持つ母親としての視点から、現代において子供を教育することの難しさについて鋭い切り口で問題を提起。大先輩お二人から示唆に富んだお話しを大いに引き出してくださいました。

第2部は、がらりと雰囲気を変えて、混声合唱団「国立ときわ会」の美しい歌声によるコンサート。創立メンバーのお一人が、実は白井総長(中学生当時)というご縁もあり、ときわ会のお揃いのジャケットを身に付けた白井総長が途中飛び入りで合唱団に加わると、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。ラストの曲「千の風になって」の美しいコーラスは来場者一人ひとりに深い感動と余韻をもたらし、記憶に残る印象的なコンサートとなりました。

また、本イベントの共催として名を連ねる「早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構(ASMeW)」からは、「個性を育てる〜科学教育の現場から〜」というタイトルのリーフレットが来場者全員に配られました。このリーフレットは、過去のASMeW主催のシンポジウムより、個性を育む教育を実践している先生方の貴重なお話を収録したもので、来場者からは「総長講演・対談と合わせてこのリーフレットを読むと、テーマをさらに深めることができる。大いに参考になる」との声も多数寄せられました。



第1部「総長講演・対談企画」の様子
第2部「合唱コンサート」の様子


(2008年4月23日更新)